右足首の炎症で離脱していた広島黒田博樹投手(40)が、今日15日DeNA戦で先発復帰する。14日、雨上がりのマツダスタジアム。ぬれた芝生の上で、右足首の状態を気にしながらも、感覚を呼び覚ますように1球1球投じた。約60メートルの遠投から距離を詰めると、最後は投球間で相手を座らせ全球種27球を投じて最終調整を終えた。前日まで練習用の茶色のグラブから、この日は実戦用の赤いグラブ。復帰登板へ向けて、黒田が本番モードに切り替えた。

 開幕から痛みを感じていた右足首の炎症で、3日に出場選手登録を抹消された。黒田は「1回(登板を)飛ばしただけ。いつもと変わらず入っていけるんじゃないか」と胸を張る。8日から調整を見守った菊地原3軍コーチも「当然気持ちは切れてなかった。これまでの(先発)調整と変わらずにやっていた」と太鼓判を押す。

 復帰登板の相手は、日本復帰後初対戦となる首位DeNA。8年前とは大きくスタメンの顔ぶれが変わっている。「打線がいいのは分かっています。あとは対戦しながら、いろいろ感じながら投げていくしかない」。現在得点、本塁打でリーグトップの破壊力に警戒を高める。データがないのは相手も同じ。初対戦であれば、黒田の円熟投球はよりさえわたる。投げ慣れたマツダスタジアムでDeNAを迎え撃つ。連敗を止めたチームとともに、再び連勝街道へ。その輪に、背番号15が加わる。【前原淳】