右肩筋疲労で離脱しているソフトバンク松坂大輔投手(34)が、早ければ19日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(高知)で実戦復帰する可能性が高まった。16日、西戸崎合宿所で2日連続となるブルペン入り。報道陣をシャットアウトし、107球を投げ込んだ。

 斉藤リハビリ担当兼ファーム巡回コーチは「昨日より制球的にもよかった。セットでもクイックでも投げ、よりゲームを意識した割合が強かった」と評価。松坂は報道陣に対して「特にないです」と、多くを語らなかったが、調子の良さから、当初予定していたフリー打撃登板を飛ばし、実戦で投げることを望んでいる。斉藤コーチは「来週あたりにどこかで(投げる)というペースになっている」と明かした。

 工藤監督は「(1軍昇格は)5回100球以上投げるとか、結果を踏まえて考えないと。寺原もそうだったし、ほかの選手と(方針を)変えるつもりはない」と話しており、少なくとも数試合は2軍戦に登板することになりそうだ。