早慶戦のポスターが話題を呼んでいる。30日から始まる東京6大学野球の最終節、伝統の「早大-慶大」戦を盛り上げようと両大学の応援団らが企画し、対決ムードをあおる5パターンのポスターが誕生した。

 「ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん」

 「ビリギャルって言葉がお似合いよ、慶應さん」

 ユーモアに富んだキャッチコピーとともに、早慶両校の美人チアガールが、にらみを利かせている。「ハンカチ」とは元早大の現日本ハム斎藤佑樹投手。「ビリギャル」とは、偏差値を40上げて慶大に合格した金髪ギャルを描いた今話題の映画のことだ。

 チアリーディング部版が特にインターネット上で話題に。慶大側の髪形が早大側とは違い、肩に掛かっていることについて「お高くとまっていて慶応っぽい」とネット上に書き込まれたりもしているという。

 ポスターに登場した慶大チアリーディング部の池田恵梨子さん(商4年)は「10年ぐらい見に来ていないOB、OGもスタンドに来てほしい」と呼びかけた。

 慶大側の発案で始まった企画の総予算はわずか5万円。そのアイデアはネット上で拡散し、大きな注目を集めている。