来季続投が決定した日本ハム栗山英樹監督(54)が28日、初めて自身の去就について触れ、静観の姿勢を貫いた。この日、ヤフオクドームでのソフトバンク戦前に「オレは本当に何も聞いていない。今はそれどころじゃない。この3連戦をどう勝つか。勝つことに必死」とだけ話した。球団側は既に続投要請する方針を固めている。優勝の可能性を残している公式戦中ということで、タイミングを見極め、正式に打診することになりそうだ。同監督は「それ(進退)は球団が決めること」と委ねる考えも示唆し、受諾は確実。正式決定すれば、来季が5年目となる。

 竹田憲宗(けんそう)球団社長(59)はこの日は明言は避けたが、続投へ前向きな姿勢。「状況を見れば、そう(続投)」と契約更新に支障がないとの見解を示した。