今春の全日本大学野球選手権で準優勝した流通経大の「ちょい悪エース」、最速155キロ右腕の生田目(なばため)翼投手(3年=水戸工)が、リーグ開幕戦に先発し、9回7安打8奪三振で3失点完投した。

 「序盤は省エネ投球ができたけど、後半はスピードを意識して力んでしまった」と反省したが、9回にも150キロをマークするなど、スライダーを交えて投げ切った。

 全日本大学野球選手権では、卒業後の公務員志望を口にするなど話題を集め、決勝で早大に敗れた。「もう1回あの舞台に立ちたい」と誓った。