ロッテ今江敏晃内野手(32)が逆転の決勝タイムリーを放ち、ファイナルステージ進出王手に貢献した。

 1点を先制された直後の2回、1死満塁で日本ハム大谷から左中間を破る走者一掃の3点二塁打。「相手はすばらしい大谷投手。思い切っていきました。今年一番の感触でした」と自画自賛の一打に声をはずませた。

 今江といえば、日本一になった05年、10年の日本シリーズでMVPを獲得するなど短期決戦で本領発揮する「プレーオフ男」だ。

 この日もヒーローインタビューでは「簡単には勝てないと思いますが、あと1勝できるよう頑張ります」と力強くステージ突破を宣言。「下克上」の文字入りタオルを掲げ、笑顔でカメラマンのフラッシュを心地よさそうに浴びていた。