慶大初の女性部員である川崎彩乃投手(4年=駒沢女子)が始球式を行った。

 左打者に96キロの直球を内角に投じ「3ケタは出したかったですが、憧れのマウンドで投げることができて感無量です」と笑顔を見せた。

 父親の影響で小学5年で野球を始め、中学時代にプロ野球を見る感覚で早慶戦を見た。「アマチュアであれだけ人が入ってるのはすごいと思いました。かっこいいと思いました」と憧れの慶大へ入学。4年間、男子部員とともに切磋琢磨(せっさたくま)した。31日から始まる早慶戦へ向け「最後までベンチ入りを目指して頑張ります」と言った。

 来年からは不動産関係に就職。クラブチームで野球を続け、来月の侍ジャパン女子代表のトライアウトを受ける。