早大が先勝し、2季連続優勝に王手をかけた。

 巨人からドラフト2位指名を受けた1番重信慎之介外野手(4年=早実)は、2安打1盗塁と持ち味を発揮。6回2死満塁から、8番川原孝太外野手(4年=掛川西)が中前に先制2点適時打を放った。

 川原は「追い込まれていたし、甘い高さに来たので、初球から振りました」と喜んだ。

 先発の小島和哉投手(1年=浦和学院)は、7四死球を出しながら、9回1死まで1失点と粘りの投球。

 高橋広監督(60)は「小島は調子が良くない中で、よく放ってくれた。最初からボールが高くて、フォアボールが多いのは珍しい」と話した。

 これで慶大の優勝は消滅。早大は、11月1日の2回戦に勝利すれば優勝が決まる。1勝2敗で勝ち点を落とした場合は、明大の優勝になる。