日本ハムは4日、来季の新外国人選手としてクリス・マーティン投手(29=ヤンキース)と契約合意に達したと発表した。

 身長203センチの長身右腕で最速155キロの直球を投げる。今季はヤンキースでリリーバーとして24試合に登板。0勝2敗1セーブ、防御率5・66だった。

 マーティンは球団を通じて「北海道日本ハムファイターズの一員になる事が正式に決まり、今はとても幸せです。私にこういう素晴らしい機会を与えてくれたファイターズに心から感謝を申し上げます。ファイターズ、そしてファイターズファンの皆様の期待に応えられるよう、今オフ中にしっかりトレーニングを重ねて来シーズンの活躍につながるように精いっぱい頑張ります。パ・リーグ制覇、そして日本一奪還に少しでも貢献出来るように自分の持っている力を出し切る覚悟です」と、新天地での活躍を誓った。

 栗山監督は「今季、ヤンキース1軍のメンバーとして24試合登板した実績が、マーティン投手の実力の高さを証明しています。長身で、ここまで投手としてのバランスがとれている選手を今までなかなか見たことがありません。マックス155キロのストレート、鋭いスライダー。奪三振率の高い本格派でありながら、四球が少なく安定した投球が期待できます。アメリカでは主にリリーバーとして活躍をしてきたようですが、駐米スカウトの報告から先発としての適性もあるとみています。投手陣の充実は、来季優勝への絶対条件。マーティン投手の加入がファイターズのチーム力アップに必ず寄与されると期待しています」と、先発起用も含めて期待を込めた。