DeNAが来季の新外国人としてダイヤモンドバックスを自由契約となったジェイミー・ロマク外野手(30)を獲得することが12日、分かった。今日13日にも正式発表される。登録は外野手だが、内野もこなすユーティリティープレーヤーで、今季主にプレーした傘下3Aでは三塁手としての出場が最も多かった。DeNAも、この日退団を発表したバルディリスの穴を埋める右打ちの三塁手として期待している。

 カナダ出身のロマクは、メジャー経験は少ないがマイナーでは安定した成績を積み重ねてきた。今季は3Aで打率2割8分4厘、27本塁打、100打点をマーク。シーズン終盤にはメジャーに昇格し、15打席5安打の打率3割3分3厘をマークした。身長188センチ、体重100キロと、恵まれた体格も魅力。バットコントロールだけではなく、1発が期待できるパワーも兼ね備える。ここまでプロ13年間のキャリアの大半はマイナー暮らしだが、20本塁打以上は6度で、通算200本塁打。週間MVPにも7度、選ばれている実力派として来日する。

 ラミレス新監督の下、低迷脱出を狙うDeNAは中継ぎ右腕の元巨人久保に続く、戦力補強に成功。最低目標のAクラス、悲願のリーグ制覇に向け準備は着々と進んでいる。