巨人沢村拓一投手(27)が、生涯「守護神」の誓いを立てた。1日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5200万円アップとなる大台超えの推定1億円でサイン。今季から抑えに転向し、36セーブを挙げた剛腕は「今年は今年で、1年1年が勝負。抑えで勝負する気しかありません。僕はここで、これからの野球人生勝負する」と力を込めた。

 球団からは、セーブ王のタイトル奪取を期待された。具体的な数字は避けながら「セーブを挙げることがチームの勝利に直結する。今年以上に投げられるように」と意気込んだ。高橋監督が、来春のキャンプにレッドソックス上原の来訪を熱望した。実現すれば、登場曲も同じで、憧れの存在である右腕との初対面。「話を聞かせていただきたいです」と心待ちにした。