中日の新人12選手(育成6人)の入団会見が11日、名古屋市内で行われ、背番号も発表された。

 自動車メーカー出身の2人は自身を車で宣伝した。3位のトヨタ自動車・木下拓哉捕手(23)は「例えるならランクル。でかくて燃費が悪いので、すごく似ているなと思います」。強肩で守備に定評のある即戦力捕手は、燃費の改良も進められ馬力のある大型四輪駆動車「ランドクルーザー」に例えた。一方、ライバル社ホンダの5位・阿部寿樹内野手(26)は「僕は燃費のいいフィットで」と応戦。ともにマイクパフォーマンスで自社製品と自身をしっかりとアピールした。

 同席した谷繁監督から木下へ「活躍してもらうために、燃費のいい体にしてもらいます」とニヤリ。ポスト谷繁と期待のかかる木下を、自らの手で鍛え直すつもりだ。背番号5を背負うこととなった阿部は「びっくりしましたけど光栄です。身が引き締まる思いです。同じ境遇の福がいるので、一緒に頑張っていきたい」と意気込んだ。