日本ハム岡大海外野手(24)が、「ルーキー仕様」で定位置を狙う。15年はプロ2年目で出場101試合と大きく伸ばし飛躍の1年になった。レギュラー定着を目指した外野はルーキー浅間や西川、谷口らがひしめく激戦区。16年に懸ける思いを一層強めている。

 一途に追い求める。岡を含む大卒2年目を終えた選手は、このオフから1人暮らしが解禁。同時に自家用車を購入する選手も多いが、無縁のよう。「一人前になっていないので。野球に集中する時間を、より多く取るためです」。同期入団で大卒の高梨らは退寮も、新人だった頃と同様に野球漬けの日々を決意した。

 重要テーマに向き合う。入団当初から増量に取り組んできたが、伸び悩んでいるのが現状。もともと小食で、昨年は夏場に減少することもしばしばだった。「食事面が1番ですね」。バランスのとれた食事が用意される寮生活で、土台を固めていく。

 6日から山梨での合同自主トレに参加予定。早朝5時起床後にゴルフコースをランニングするハードメニューも歓迎する。「まわりに何もないので、野球に集中できそうです」。野球へ熱意を注いだ分だけ、目指す場所が見えてくる。【田中彩友美】