阪神近本光司外野手(31)が2カ月半ぶりに戦列復帰し、いきなりサヨナラ勝ちに大きく貢献した。9回1死から復帰初安打となる中前打で出塁。森下の左前打に敵失がからんで、二塁からサヨナラのホームを駆け抜けた。
「今日、甲子園のグラウンドに立てて、いろいろな思い、感慨深いものもあったけど、2カ月半、離れている間にチームが勝っていたので、自分も貢献できるようにと思っていました。最終的に勝ったのでよかったですけど、1軍の野球の面白さがあったと思う。その中で野球ができるのは楽しいなと」。
4月26日に死球を受けて左手首を骨折。それ以来の1軍合流ですぐに出場選手登録され、定位置の「1番中堅」で先発。久しぶりに聞く「1番センター近本」のコールに、甲子園のファンは盛大な歓声と拍手で歓迎した。
初回、最初の打席は初球からスイングして一ゴロ。3打席ノーヒットで迎えた9回に大きな仕事をした。出塁後、偽走で投手を揺さぶり、四球を誘発。見えないところでも貢献できるのが近本だ。藤川監督は「らしいヒットだし、その後の走塁のレベルも非常に高い。戻ってきて分かる素晴らしい選手」と最大級の賛辞を送った。
チームはまだ65試合も残っている。リーグ連覇へ、役者の再登場が何より心強い。【柏原誠】



