DeNA井納翔一投手(29)が3日、自主トレの休養日に愛車を走らせ“日本一”を堪能した。自宅から約2時間。「すごいですね。周りの山とは全然違う。でっかくて、きれいだし、すごいとしか言いようがない」。目の前には富士山がそびえ立っていた。

 日本一を自らの目で見て頭にたたき込んだ。「シーズンが始まれば、みんな日本一を目指す。口ではずっと言ってきたけど、本当に達成したいから、より具体的なものがほしかった」と、今回の試みの意図を説明した。そして「開幕投手を狙う。キャンプから競争ですが、1番を目指すことが大事だと思う」と、個人でも明確な目標を立てた。

 昨季のDeNA先発陣は規定投球回到達者も、2ケタ勝利もなし。井納は「悔しさはある。その思いを今年にどうぶつけるか。結果を出さないといけない」と真顔で話した。道中は富士山からさらに足を延ばし、静岡市の「三保松原」に立ち寄り、伝説の松の木とされる「羽衣の松」も見学。日本の風情を胸に今季の飛躍を誓った。【為田聡史】