阪神のドラフト6位板山祐太郎外野手(21=亜大)が9日、新人合同自主トレ初日から居残り練習を行っていたことを明かした。鳴尾浜球場で2日目のメニューを終えると、りりしい顔つきで言った。

 「自分は6位ですし、周りと一緒だったら追いつけない。結果がすべてですから、そのためにやらないと」

 金本監督や、首脳陣が見守った前日の新人合同自主トレ初日は緊張感でいっぱいだったはず。だが、板山は全体のメニューを終えた後も1時間近くウエートトレーニング、スイングを行ったという。

 「いっぱい、いっぱいではなかったです。刺激を入れておいた方がいいかなと思ったので」

 亜大でも自主練習に多くの時間を割いてきたという。プロでもドラフト下位からスター選手へとはい上がった金本監督のように、練習量で他選手に負けないという意地を見せた。

 「もっと太りたい。トレーニングと並行しながら。今は81キロなんですけど目標はキャンプまでに85キロくらいにしたいです」

 食べて、鍛える。屈託のない笑みを浮かべる板山はプロの世界でもアスリートの基本を徹底していくつもりだ。