阪神矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(47)が29日、2月の1軍沖縄・宜野座キャンプに抜てきされたドラフト2位の坂本誠志郎捕手(22=明大)にエールを送った。プロの集団に交じるのは初めてだけに胸中を察して「思い切りやったらいいと思うよ。精神的に自分もルーキーの時はめちゃくちゃ疲れた。気疲れが体力的な部分以外で出てくる。1年目で誰でも経験する。いろんなものを振り払って、坂本が力を見せてくれたら、試合で使おうとなる」と話した。

 この日はサンテレビの「熱血! タイガース党」に生出演。正捕手争いについて「全員にチャンスがある。大きな差があると、現状で思っていない」と言及。横一線の競争であることを強調しつつ、坂本について「1軍を自分の目で学ぶのがすごく大事」と助言していた。