“シン4番”が難敵阪神村上攻略に貢献した。今季16イニングで1点しか奪えず、すでに2敗を喫していた村上から2点を取って勝ちきった。

新井采配が的中した。プロ入り初の4番に置いた小園海斗内野手が、1回1死一、三塁で中堅へ先制の犠飛を放ち、チームに11イニングぶりの得点をもたらした。「3番も打たせてもらっていて、(4番でも)状況的には何も変わらないと思って、1点入ればいいかなと」。6回には右前打で4番初安打もマークした。

指揮官は「得点圏で強いのもあるし打順の並びを考えて4番に」と、得点圏打率4割の勝負強さを買っての抜てきだったことを明かした。小園は、1軍通算410試合目で全打順での先発出場にもなった。

この日は、中学時代から小園を知る報徳学園の宮崎翔コーチ(37)も観戦。新たな打順で活躍し、恩師にも白星を届けた。

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