阪神の宜野座キャンプで11日に行われる紅白戦前に予定される「金本VS下柳」勝負で、田中秀太スカウト(38)が遊撃の守備に就くことを決意した。8日、「監督がやれというならやるしかないでしょう。練習しておきます。こっそりと」と明かした。

 11日の紅白戦で、金本監督と下柳臨時投手コーチが野手陣、投手陣の居残り練習をかけて3打席の真剣勝負をしようというもの。捕手は矢野作戦兼バッテリーコーチが務めることも決まり、金本監督は「ショートは秀太にやらせようか?」と話していた。

 紅白戦前の激突では安打が出れば金本監督の勝ちになるルール。失策はアウトだが、際どい判定となる可能性もある。現役時代の07年、遊撃秀太が失策し、下柳投手がキレた「グラブ投げ事件」は今でも「珍プレー」番組の語りぐさ。挽回の好プレーで下柳投手を救えるか、注目される。