阪神の誇る「チームの心臓」の鼓動がまた強くなった。先発伊原陵人投手(25)が、劣勢の2回途中に緊急降板。苦戦必至の状況を、タイガースはチャンスに替えた。2回は石黒佑弥(24)、4回は今季初登板の工藤泰成(24)と新戦力を次々に投入。石黒は1点を失うも、3-5の5回裏に味方打線が追いつくと、6回からは勝ち継投を繰り出した。

6回から登板した湯浅京己投手(24)は、1番から始まる中日打線を3人で封じ込んだ。1死から打席に迎えたのは、1学年下の幼なじみ石伊だった。ともに三重・尾鷲市出身で、小学時代は湯浅の父が指導していた尾鷲少年野球団で白球を追った。初対戦の元チームメートを右飛に打ち取り「やっぱりちょっといい当たりかなと思ったんですけど、映像見返したらちょっと詰まってたと思うので、まあ、アウトはアウトです」と先輩の貫禄。6回裏の勝ち越しで、湯浅が中継ぎながら2試合連続で白星。ハーラートップタイの3勝目を挙げた。

2連投していた守護神・岩崎優投手(34)がベンチ外のこの日、9回はラファエル・ドリス投手(38)が締めた。2点リードを守り、通算100セーブに残り2に迫った。

阪神工藤(4回に今季初登板を果たし、中軸を3者連続三振)「1つずつっていう結果が、3者連続三振につながったと思います。まずはスタートを切れたかなと思います」

阪神モレッタ(1点勝ち越し直後の7回に登板し、振り逃げを含む3者連続三振と投ゴロでホールド)「モチベーションがもう1個上がった。点差を付けてくれたのでもっと落ち着いてモチベーションを上げて、というのは心がけて投げました」

阪神ドリス(9回を1安打無失点で締め、通算100セーブにあと2)「誰かが抜けても、しっかりと自分たちの仕事ができるようにと思っていた」

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