先発ローテ入りを目指すオリックス山崎福也投手(23)が14日、宮崎キャンプで広島との練習試合に登板し、3回2安打無失点に抑えた。「打者に向かってどんどんストライク先行で勝負していくということを意識した。下半身の使い方もやってきたことができた」。連日ブルペンでフォーム修正してきた成果を実戦で出すことができ、納得の表情だった。福良淳一監督(55)も「よかったね。自分のピッチングができていた」と及第点を与えた。

 同じ左腕の松葉貴大投手(25)は先発し、初回に2者連続アーチを許すなど炎上。3回5失点と明暗が分かれた。ローテ争いのアピールに成功した形の山崎福は「自分は結果を出すだけ」と口元を引き締めていた。