巨人は13日、野球賭博に関与し、無期失格処分を受けた笠原将生元選手(25)とその知人で賭博の相手とされる飲食店経営者に対し、調査への協力と事実に反する情報の流布をやめるよう求めるべく、日本野球機構(NPB)へ緊急の対応を要請したと発表した。

 NPBは調査委員会に要請があったことを報告するという。

 巨人は笠原元選手と飲食店経営者が、事実を歪曲(わいきょく)し、誇張した情報を週刊誌や新聞社に持ち込んでいるとした。球団はその情報を<1>昨年10月5日に福田聡志元選手(32)が野球賭博に関与していたことを公表した時点で笠原元選手が賭博に関わっていたことも把握していた<2>昨年11月10日にNPBの調査委員会が公表した報告とは別に野球協約違反の事実があることを把握していた-の2点とした。