「We☆TSUTSUGOH DAY」が幕を開ける。右脇腹の軽度の肉離れで離脱していたDeNA筒香嘉智外野手(24)が今日10日の中日7回戦(横浜)で1軍復帰する。実戦復帰となった7日のイースタン・リーグ西武戦では本塁打もマーク。ゴールデンウイーク中の9戦は今季初の2カード連続の勝ち越しを含む、5勝4敗で白星を先行させた。3番梶谷、4番筒香、5番ロペスのクリーンアップが整い、いよいよ反撃の時がきた。
ついに、梶谷-筒香のコンビがそろう。「もうフルスイングしてます」。6日、右腹斜筋の肉離れから回復した筒香が早くも“全快”を宣言していた。翌7日の2軍戦。実戦復帰すると左翼越え弾を放ち、自身の言葉を打席で証明してみせた。
再登録は9日に可能だったが、試合がないため10日は最短での1軍復帰。4月28日・中日戦以来12日ぶりに主砲が帰ってくる。ラミレス監督も8日の広島戦後に「何も問題がなければ火曜日から合流する。今までとはまた違ったDeNAベイスターズをお見せすることができる」。ゴールデンウイーク中に1軍合流した梶谷も加わり、厚みが増した打線に自信を見せた。
伝統の「W」マークを胸に出陣する。今日10日からの中日3連戦は「We☆YOKOHAMA DAY」として開催され、選手たちは横浜初のプロ野球球団として誕生した大洋ホエールズ時代の復刻ユニホームを着用する。開幕前は「2番梶谷」を構想していたラミレス監督だが「しばらくは3番を打ってもらう」と復帰から5戦で2本塁打5打点の梶谷を3番に据え置く。筒香が不在の間、4番を務めたロペスは本来の5番。打線のど真ん中に筒香を迎える。「W」=「ダブル」の和製大砲が、球場を熱くする。
吉兆の予感は多分にある。今日10日からの相手は、首位に立った中日だ。だが、セ・リーグの首位チームは9連敗中と、DeNAにはうれしいデータがある。相手先発のルーキー佐藤もデビュー戦だけに序盤にたたみ掛ければ勝機は高い。守備面では、リーグトップのチーム防御率を誇る投手陣が、ここ3戦で26得点を量産している中日打線に真っ向勝負を挑む。初戦に先発するモスコーソは「チームの状態はいい。筒香が帰ってくればもっと良くなるし楽しみ。3連戦の初戦が大事」と好投を誓った。
首位中日までは5・5ゲーム差。ペナントレースはまだ100試合以上も残っている。安定感ある投手陣が心強い。打てれば勝てる。待ちわびた本来の打線が、フルスイングで反撃に出る。【為田聡史】
◆復刻ユニホーム 横浜大洋ホエールズが誕生した1978年からチーム名称を横浜ベイスターズに変更する1992年までの15年間使用された。本拠地で戦うホーム用はチームの愛称、敵地で戦うビジター用は都市名が現在も続く慣例だがホーム用に「YOKOHAMA」を配したのが特徴。
◆We☆YOKOHAMA DAY DeNAが初めて大洋時代の復刻ユニホームで5試合を戦う。開催されるのは、今日10日からの中日3連戦と6月15、16日の日本ハム戦(いずれも横浜)。同企画は球団が掲げるまちづくりプロジェクト「I☆YOKOHAMA」の一環で「横浜に根づき、横浜とともに歩む」という理念のもと進めてきた創設5周年目の取り組みの1つ。
<DeNA吉兆データ>
▼DeNAはチーム防御率3・31でセ・リーグ1位。DeNAが防御率リーグ1位となったのは、開幕3試合目以降では05年4月28日以来11年ぶり。牛島監督が率いた同年は3位。DeNAが最後にAクラス入りした年だ。
▼梶谷、筒香、ロペスがそろうのは今季初めて。中日戦は昨季15勝10敗の勝率6割だったが、3番梶谷、4番筒香、5番ロペスと並んだ試合に限ると14勝7敗。勝率が6割6分7厘と上がっていた。
▼セ・リーグの首位チームは現在9連敗中。中日にとっては不吉なデータだ。



