日本ハム中田翔内野手(27)が、ざんげ連発のヒーローになった。

 1回に先制弾となる5号2ランを放つなど、打線をけん引。前夜10日の同戦では3三振を含む4打数無安打に沈んでいたが、主砲としての役割を全うした。

 お立ち台では「特別、僕が足を引っ張っていたので考えちゃいました」と苦笑い。ともに中軸を担う大谷が4戦連発と絶好調なこともあり、責任を痛感していた。「勝利に貢献出来ていなかった。翔平とか調子のいい打者がカバーしてくれた。感謝しかない」。頭を下げ続ける4番の姿に、スタンドからは「日本ハムの4番は中田しかいないぞ」など励ましの声援が飛んでいた。