元日本ハム投手の工藤幹夫(くどう・みきお)さんが13日、肝不全のため秋田市内の病院で死去した。55歳だった。通夜は17日午後3時から、告別式は18日午後1時から、秋田典礼会館セレモ(秋田市山王2丁目4の15)で行われる。喪主は長男の工藤壮史(まさふみ)さん。

 工藤さんは78年ドラフト2位で秋田・本荘高から日本ハムに入団。4年目の82年には先発として20勝4敗、防御率2・10の好成績を残して最多勝、最高勝率、ベストナインを受賞した。その後、右肩を痛めて88年には野手へ転向も、その年限りで現役引退した。通算成績は78試合に登板して30勝22敗、防御率3・74。栗山英樹監督(55)は「この世界で、あれだけの光を放ったのはすごい」と、故人をしのんでいた。