日本ハムが新球場建設を検討していることが明らかになったことを受け、栗山英樹監督(55)が24日、報道陣の質問に答えた。

 「オープン戦の雪が降っている時期に、野球をやらせてもらっているのは札幌ドームのおかげ。感謝をしている」と、現施設に対する謝意があることを前提としたうえで、「ファンの人たちのために、もっとできることがある。やりきる責任がある。できることをやらないのは失礼。可能性を探るのは当然のことだと思う」と、球団の姿勢に理解を示した。

 自身もスポーツキャスター時代、北海道・栗山町に、私財をなげうって少年野球場をつくった経験がある。「そのときは、北海道でプロ野球は遠いなぁと思っていた。野球っていいものなのになぁって。球団が球場をつくろうと思った、そういう人がいたということに感動しました。スケールがでかくてすごいなと思う」と、うれしそうに話した。