ソフトバンクのドラフト1位ルーキー高橋純平投手(19)が広島戦で実戦デビューを果たした。

 3回から登板し2回を3安打、2四球、2奪三振の2失点。雨が降りマウンドが緩くなる悪条件の中、最速は148キロを記録し球数は42球だった初登板に「球速のこだわりはないが2四球で2失点し悔しい」と話した。

 3回1死一塁。1ボールからの2球目、ボークを宣告されて投げた142キロ内角低め直球を2番庄司隼人内野手(24)に右越え2点本塁打された。クイックモーションでボークを取られ「セット、クイックの課題が多い」と反省した。

 しかし3番DHのジェイソン・プライディ外野手(32)から142キロ直球で空振り三振を奪うなど「(直球は)思ったより空振りが取れ、真ん中で打ち損じがあった」と手応えも得た。

 左すねの張りなどもあり、春季キャンプと別メニュー。4月から捕手を立たせての投球だったが、5月から捕手を座らせて球数も増えていた。

 高橋はボーク球を本塁打される珍デビューとなったが、野球規則では、ボークにかかわらず打者が安打した場合、プレーはボークと関係なく続けられると定めている。