ソフトバンクが2年連続6度目の交流戦勝率1位を決めた。

 試合中、2位ロッテが巨人に敗れたため交流戦頂点を決めたが、ソフトバンクは交流戦18試合目も勝利で花を添え、阪神戦勝ち越しで締めた。

 交流戦は13勝4敗1分け、勝率7割6分5厘と圧倒的な強さを見せつけて終了した。

 この日も阪神相手に主導権を取った。両チーム無得点で迎えた5回、今宮が押し出しを選んで先制、続く城所は6号満塁本塁打を放ってこの回一挙5点、試合を決定づけた。

 投げてはエース武田が7回2失点(自責1)でチームメイト和田と並びリーグトップタイとなる8勝目を挙げた。

 試合後、工藤公康監督は「普段対戦しない投手を相手にバッターがよく打ってくれた。ピッチャーもよく頑張ってくれた。選手たちが1試合1試合、集中力を切らさずやってくれたおかげ。1、2番の活躍は素晴らしかった。みんな行くぞ、という気持ちになった。城所は本人はホームラン打者じゃないと言っているが、ここまでの活躍は素晴らしい。投手が立ち上がりから点を、打線が取るまで取られないのが打線にいい影響を与えていた。目標に3連覇はあるけど3連戦勝ち越しというのが目の前の目標としてある。1つ1つしっかりした野球をしていきたい」と交流戦を総括した。

 20日から4日間の休みをはさんで24日からリーグ戦(対楽天)再開となる。