もし沖縄で三振をするなら、三線のようないい音色を響かせます! 楽天オコエが27日、62年の阪急-大毎以来54年ぶりのパ・リーグ公式戦、オリックス戦のため沖縄入り。ここまで82打数20三振と空振りも目立つが「三振の数は気にしていません」と、フルスイングへの意欲を強めた。「当てにいってもヒットは打てない。当てにいって凡退するならむしろ、振り切って三振したいくらいです。自分のスイングをしたい」。将来を見据えた考えがある。

 梨田監督も同様の考えを抱く。「例えば中村紀洋。フルスイングの三振とよく言われたけど、自分のタイミングで振れているということだから、あれは高い技術がいるんだよ。相手のタイミングなら当てるだけ。強く振れない」。過去にもオコエには、早いカウントでのフルスイングを求めてきた。目標は大きく。バットで、相手投手の脅威になるような音色を奏でる。