阪神高山が、球団の新人最多記録に並ぶ今季11度目の猛打賞をマーク。金本知憲監督は「立ち上がりの攻め方としては理想的な攻撃をしてくれた。初球で一、三塁にしてくれた。あれが大きかった」と高山の一打を称賛した。

 初回の攻撃に火をつけた原口については「あれが今日の勝因でしょう。追い込まれた後、粘って粘って、球際で食らいついて持っていった。チームとしても大きかった。チャンスで原口は集中力を出すからね」。

 福留の序盤での交代には「6連戦のどこかで休ませたいけど、今週は6試合頑張ってもらおうかという魂胆があってね。内緒だけど」とにやりと笑った。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─初回に高山が好機を広げた

 金本監督 大きかったね。上本が出て、北條が中途半端な打撃をしたあとの初球だったからね。立ち上がりの攻め方としては、理想的な攻撃になりましたね。

 ─序盤に9得点で圧勝

 金本監督 中谷も2本タイムリーを打ったしね。ただ欲を言えば、中盤以降もう1点ほしかったけどね。

 ─今後、能見-坂本のコンビ以外でも原口一塁は

 金本監督 ゴメスの調子もあるからね。福留、原口、ゴメスにトリが入ってくると打線に厚みが出るけど、捕手は特殊なポジション。あるかは分からないね。

 ─DeNAに2・5差

 金本監督 そこはまだまだ。まずは、自分たちの野球を確立することからね。