日本ハムの3年目、渡辺諒内野手(21)がプロ1号を放った。

 2回の守備から田中賢に代わり、途中出場。その裏の最初の打席で、ロッテ先発チェンの2球目、外角低めの139キロ直球を右翼席ギリギリに放り込んだ。今季1軍初出場の初打席、プロ通算12試合20打席目での1発。今季チーム最終戦で、本拠地ファンに鮮烈な姿を残した。

 「率直にうれしいですね。擦った感じだったので、入るかどうか微妙なところだったんですけど、こういった(武田)勝さんの引退試合で打つことができて本当にうれしいです。勝さんが打たせてくれたのかなって思っています」と控えめに、チームを去るベテランに感謝していた。