中日が外国人を大幅刷新することが4日、分かった。8人のうち主砲ビシエドと先発候補のバルデス以外の6人は退団の可能性が高くなった。森繁和監督(61)は「投手、野手のやりくりを考えたら場所的に決めた方がいいと思う」と話し、少数精鋭で主力クラスだけをそろえる。

 外国人の調査担当も務める同監督はこの日、ナゴヤ球場でネイラーと会話。契約更新しないことを伝え「頑張ってな」と告げたという。ハイメ、セプティモ両投手が今季限りになることも示唆した。野手のナニータ、エルナンデスも退団濃厚だ。指揮官はなるべく日本人に枠を空けたい意向で「流動的」としながら来季基本構想からは外している。

 先発で6勝6敗だったジョーダンは救援で残すことを考えていたが、より適性のある外国人を探す。基本は野手2人、先発1人、救援投手1人。野手は「ビシエドともう1人どっしりしたのがいれば」と就任会見で話していた。ヤクルト退団が決定的なバレンティンには興味を示さなかった。ネイラー以外は状況によって再契約の可能性を否定しなかったが、来季は様変わりした陣容になる。【柏原誠】