阪神掛布雅之2軍監督(61)が、不振の若虎に密着指導を行った。9日のフェニックス・リーグ楽天戦(日向)が降雨中止。宮崎市内の室内練習場で約2時間の練習をこなし汗を流した。

 練習の最後には、ここまで3試合で10打数1安打の江越と、11打数1安打の横田にそれぞれ約10分の特打を敢行した。ケージの外から身ぶり手ぶりを交えて打撃指導を行った。

 江越が膝の使い方を指摘され「今やっていることができるように続けたい」と話せば、横田は角度が付くスイングを指南され「結果をしっかり出せるように今の形をやっていきたい」と話した。同リーグ西武戦で完封負けを喫した前日は「内容も結果も全くだよ」とカミナリを落とし、階段ダッシュを命じていた。掛布2軍監督は「ゲームの時だと力が入るから。難しいけど言っていきたいよね」と辛抱強く指導していく。