日本ハムが18日、元巨人で米大リーグ・インディアンス3Aコロンバスの村田透投手(31)を獲得したと発表した。7年ぶりの国内球界復帰となる。

 村田は07年の大学・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。巨人では1軍で結果を残せなかったが、11年の渡米以降はマイナーを中心に実績を積み上げ、昨年6月28日オリオールズ戦ではメジャーデビューも果たした。今季は3Aで開幕当初は救援、シーズン途中から先発を任され、33試合に登板し9勝4敗4セーブ、防御率3・78だった。

 球団を通じ「今シーズン終了後、今後について思い巡らせていた中、いち早くファイターズからお話があり、高い評価をいただいたのが入団の決意を固める要因になりました。今は非常に気持ちが高ぶり、すぐにでもファイターズのユニホームに袖を通しプレーしたいという思いで一杯です」とコメントした。

 栗山英樹監督(55)は「待ち焦がれていました。どうしてもほしかった投手。米国で頑張っているのは以前から分かっていた。苦労して自分を作り上げてきたところが本物だし、野球選手としての本質を感じている。来季、先発ローテーションに入ってくれると信じています」と期待した。