巨人松本哲也外野手(32)が2日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸2400万円(推定)でサインした。

 今季は出場52試合。守備と走塁では持ち味を発揮したが、打率は1割7分4厘にとどまった。来季に向けては打力の向上と、今季限りで現役を引退した鈴木尚広氏が担っていた「走塁のスペシャリスト」の継承を目指す。「まったく数字を残せていないし、ここ何年か悔しいシーズンが続いている。打撃で結果を残せていないので見つめ直してやっていくのと、走塁で(鈴木)尚広さんみたいに求められる選手になりたい。スピードは自分の持ち味でもあるので、どんなプレーにも最大限生かしていけるように。もう1回、レギュラーを取って活躍したい気持ちが強いです」と決意を示した。