フリーエージェント(FA)での巨人移籍を決めた陽岱鋼外野手は16日までに台北市内で取材に応じ、重圧と向き合う覚悟を口にし、野球観を熱く語った。
-今の心境は
陽 ずっと悩んでいた。どこが取ってくれるのかと不安もすごくあった。決まった瞬間にはほっとした。これから練習に集中して毎日を過ごせる。
-巨人の印象は
陽 まさか自分が巨人に入るとは思っていなかった。僕は留学生。外国人の選手がFAを取って巨人に行く。自分が初めてという使命感はある。巨人は強いチーム。新たな気持ちでレギュラーをもう一回取るつもりでやらないといけない。優勝しなくてはいけない使命もある。セ・リーグは初めて。どういうリーグなのか理解した上で勉強しながらやっていきたい。
-FA移籍の重圧は
陽 もちろんある。勝たないといけないし、活躍しないといけない。そこは球団もファンのみなさんも見たいところ。その中で活躍できればいいなと。きついプレッシャーを何とか自分の力に変えたい。本当に楽しくやっていきたいと思う。
-どんなプレーを
陽 得点に絡むことでチームに貢献できる。ただ簡単なことではない。チームに何が必要なのか考えながら、自分がやってきた野球を継続すればいい方向にいくと思う。
-その野球とは
陽 野球によって自分のことが理解できる。言われたことをやるだけでなく、何が必要なのかを自分で考えて練習するから。(転機は)2011年ごろ。レギュラーを取ってから実戦での経験を練習につなげると考えるようになった。野球って不思議。毎日違うことが起こる。毎日勉強できる。人に左右されないこと、自分が自分であることが大切。新しいチームで新しいことが発見できると思う。自分にやれることが増える。現役であるうちは毎日成長しなくてはいけない。