広島鈴木誠也が、17年版打撃フォームを日々探している。流行語大賞にもなった「神ってる」を生む大ブレークを果たしたが「体が変わっている。1日1日どう変われるか。今は今の振りやすい打ち方で振っています。戻そうと思っても、戻るものではない」と日々の新たな感覚を頼りにフォームの再構築を目指す。12月はイベントに引っ張りだこだったが「チェックポイントもあるし、短い時間でもしっかり出来ている」とプラン通りに進んでいる。

 慢心はない。来年1月のソフトバンク内川との自主トレを経て、キャンプ、WBCへとつなげる。未経験の難しい調整となるが「侍は侍。カープはカープ。(キャンプで)結果が出ないと印象もよくない。代わりはたくさんいる」。広島での右翼の定位置を確固たるものにすべく、キャンプでも結果にこだわる。鈴木が追求の1年に備える。