「ファウルの達人」が侍ジャパンに加わる。日本ハム中島卓也内野手(26)が、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表入りが濃厚なことが11日、分かった。

 際どいボールをカットして相手に数多く投げさせる打撃スタイルは、球数制限のある国際試合でこそ真価を発揮する。タイトルホルダーを中心に総合力の高い野手が多く選ばれている中で、独特の技術に白羽の矢が立った。

 ◆中島卓也(なかしま・たくや)1991年(平3)1月11日、福岡・糟屋郡宇美町生まれ。福岡工から08年ドラフト5位で日本ハムに入団。11年4月20日オリックス戦でプロ初出場。13年からレギュラーに定着し、15年に盗塁王、ベストナインを獲得。16年は2年連続の全試合出場を果たし、日本一に貢献した。通算652試合、411安打、打率2割4分7厘。今季年俸は1億円(推定)。176センチ、73キロ。右投げ左打ち。