ヤクルトが「巨倒ローテ」で、大補強したライバルを蹴散らす。20日、巨人対策を問われた真中監督は「オフの補強を考えても今年は打倒巨人ということになる。ピッチャーの相性も考えるし、やれるだけのことはやる」。12年から5年連続で負け越している天敵に「キラー」を送り込む構えだ。

 軸は小川だ。巨人戦は昨季2勝1敗、防御率2・60。通算17試合で7勝4敗と勝ち越している。さらに11年に4勝中3勝を巨人戦で挙げた村中は、今季から先発に再転向してスタンバイ。2年目の原樹は、昨季先発した全3試合で6回を3失点以内に抑えた。新外国人も球威と低めの制球力を重視して補強。真中監督は「2人(オーレンドルフ、ブキャナン)がローテーションに入れば違う」と期待を込めた。昨季は東京ドームでの開幕3連敗から沈んだ。「巨人を倒せば勢いに乗れる」と自信を見せた。