DeNAに新加入するスペンサー・パットン投手(28=カブス)とフィル・クライン投手(27=フィリーズ)の入団会見が27日、横浜市の球団事務所で行われた。

 クラインは2メートルを超える長身で、先発の柱として大きな期待がかかる大型右腕。「角度をつけた球を投げられる。それでゴロのアウトをとる。リーチが長いので、打者まで近いのも利点」と、自ら長所を語った。昨季3Aでは防御率1.96を誇った。

 高田繁GM(71)も「先発1番の候補。競争も多く1度は諦めた。角度のある球で、まっすぐが打者のところでキレがあって、伸びもある。魅力のある球。先発として彼がやってくれなかったら、誰がやってくれるんだというくらい」と絶賛した。

 大きな期待を受けるクラインは「新しい経験をしたいという思いが強かった。米国ではメジャーへいったり、マイナーへいったりしていろんなところへ移らないといけなかった。こちらではずっと同じチームでやれる」と、意気込みを語った。