広島は第1クールの4日目が終了。投手が初めてフリー打撃に登板するなど、段階を上げた練習となった。緒方孝市監督(48)は午前中にブルペンを視察。フリー打撃中は投手の近くに立ち、かごからボールを渡した。練習後の談話は以下の通り。

 -大瀬良がフリー打撃に登板

 緒方監督 大地は去年とは全然違う形で入って、投げられている。球どうのこうのではなく、今日投げているフォームを見れば一安心。

 -去年は故障で離脱

 緒方監督 去年はなるべくして結果につながった。肘を痛めてリタイアしてしまった。今年は明らかに去年の状態とは違う形で入ってくれている。ボールではなくフォーム。本人もそれを課題として早めに動いて準備して来たんだと思う。

 -他の5投手

 緒方監督 九里にしても薮田にしても、去年とは全然違う。みんないいボールを投げていたし、ブルペンで投げたそのままの力を出してくれたと思います。

 -塹江も登板

 緒方監督 塹江は1軍2度目? 落ち着いて投げているし、あのスピードボールというのは威力があるし、まだまだ4日目でこれくらい投げてくれれば、もっともっと上がってくるだろうし。いいものを見せてくれているから、次のステップに進んでいっても、実戦のなかで見せてほしいね。いいものをどんどんね。

 -加藤のブルペンを見て

 緒方監督 今日はブルペン3回目で一番よかったと思う。安定してゾーンのなかに威力のあるボールが来ていたし。また1つ状態を上げてきたように見えました。ただずっと初日から、自主トレのときから数を投げているからね。体は強いんだろうけど、かと言って初めてのキャンプで緊張感もあるなかで、ちょっと心配と言えば心配。アピールしたい気持ちは分かるんだけどね。ただ、彼が今までそういう調整法でやって来ているんだったら、こっちがそこまでブレーキを踏ますことをしようとは思わない。

 -明日はパレード

 天気が心配だね。たくさんの人が見に来てくれると聞いているので、ぜひやりたいけどね。ただね、屋根がないからね、こればっかりは。幼稚園の子どもたちも毎年来てくれて、歓迎式をやってくれるから、なんとかね…。