阪神は日本ハムと練習試合。9回に追いつき、1-1の引き分けだった。金本知憲監督のコメント。

 「いい投手が来るとなかなか打てない。ただ去年よりは直球をだいぶとらえている、打ち返している印象がある。そこは上がり目を感じる」と内容に及第点。

 高山が9回の先頭で二塁打を放ち、同点を演出した。

 「最後だけでしょ。その前はやっぱり差し込まれていたね」と少し辛口も「差し込まれてもヒットにできるのは長所でもある。懐の深さというか、押し込みの強さというか。それがないとできないから」。

 ドラフト1位大山はこの日も快音なし。実戦5試合で15打数無安打となった。

 「スイングスピードとかアマチュアレベルですから。でも気分が楽になるとパパンと打つと思う。だから使っているんだけどね」。

 プロの壁か、の問いには「乗り越えるっていうか、きっかけ。メンタル面でも技術的にも。ポイントはいいモノを持っている。今日のショートゴロもたまたま正面にいっただけで、もう2メートル横だったら抜けている」。

 第5クール初日の21日は練習量を通常の半分程度で切り上げる“半ドン”を予告。

 「去年もシーズン中に、2連休とかたくさん設けたけど。(今キャンプは)なかなか雨降らないんだもん(笑い)。かわいそうだなと思っていた。打撃練習だけで、スローもなしでね。バッティングも5分を2回ぐらいちょこっと、怠けない程度の練習をね。2日休んだから、結構回復すると思うし」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─糸井が第4クールで屋外フリーを始めた

 金本監督 楽しみですね。公式戦でああいう当たりが見たいなというのが正直な感想です。

 ─糸井は焦らせない

 金本監督 心配してないです。

 ─日本ハム戦は藤浪がWBC合宿前の最終登板

 金本監督 ツーシームで死球を与えたあたりは心配をしたんですけど、それ以外は直球も良かったし、変化球で三振も取れていた。

 ─いい状態で送り出す

 金本監督 まだ、そこまではいっていないですけど(笑い)。(本番で)活躍すれば自信になる。いい状態で帰ってきてほしい。

 ─9回裏に追いついた

 金本監督 あそこで高山、原口…、中谷はいい当たりでしたけど、あれが越してくれたらねえ(笑い)。

 ─この日で第4クールが終了したがMVPは

 金本監督 秋山ですかね。ひと皮むけたかなと。でも1年間持続しないと。