イーグルスの一員として第1歩を踏み出した。元DeNAの楽天久保裕也投手(36)が23日、入団後初実戦となるヤクルトとの練習試合(浦添)に登板した。2点ビハインドの6回から4番手でマウンドに上がった。2死走者なしからヤクルトの新外国人・グリーンに中前打を許したが、最後は比屋根を左飛。カーブ、スライダー、シュートなど多彩な変化球で的を絞らせず、1回を1安打無失点。安定した投球を披露したが、「もっと変化球の精度を上げていきたい」と課題を口にした。

 13日にテスト生として、練習に参加。初日からブルペン入りするなど、猛アピールを続けてきた。16日に行われた韓国・ハンファ戦で1回を1安打無失点と結果を残し、合格を勝ち取った苦労人。2度の戦力外通告を味わっているからこそ、「僕は拾ってもらった身なので、恩返しできるように頑張りたい」と意気込みを口にした。