頼れる扇の要が戻ってきた。楽天嶋基宏捕手(32)が16日、広島戦に先発出場。下半身の張りでWBC日本代表から4日に離脱。調整を重ね、実戦復帰となった。この日は新加入の岸孝之投手(32)と初バッテリーを結成。3イニングだけの出場となったが、31日の開幕戦を見据えた初コンビに上々の感触をつかんだ。しばらくは調子を見ながらの出場を続けていくが、残り約2週間で最高の状態に仕上げていく。

 言葉には少しばかりの安心感がにじんだ。嶋は今季初実戦を終え、「今年に入って初めての試合だったので、やはり緊張して不安な気持ちがあった。でも思ったよりもスムーズにできた」と振り返った。