阪神の開幕ローテーションが固まった。31日広島戦で開幕投手を務めるランディ・メッセンジャー投手(35)が、中5日で4月6日ヤクルト戦に登板する可能性が高くなった。当初は6日先発とみられていた青柳が、7日からの巨人戦3連戦へ向かう見込みとなった。

 メッセンジャーはオープン戦でも17日の中日戦で中5日を経験済み。「(間隔が)長いより、短いほうがいい」と豪語しており、開幕直後のフル回転も問題はなさそうだ。31日からの開幕カード広島3連戦は、メッセンジャー、岩貞、能見。4日からのヤクルト3連戦は藤浪、秋山、メッセンジャーの右腕3人となりそうだ。

 メッセンジャーを中5日で回すことで、大きなメリットも生まれる。7日からの巨人3連戦に、中5日で昨季巨人戦3勝無敗、防御率0・58の岩貞、同戦4試合で防御率2・10の青柳、同戦通算20勝の能見の3人を左、右、左の順でぶつけることが可能になる。広島、ヤクルト戦だけでなく、その後の巨人戦も見据えた最善のローテーションで開幕ダッシュをかける。