プロ野球は31日にセ、パ両リーグで計6試合が行われ開幕する。日本代表の激闘に沸いた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の余韻が残る中、ペナントレースがスタートする。12球団の監督コメントは以下の通り。
セ・リーグ
広島ジョンソンvs阪神メッセンジャー マツダスタジアム 午後6時
広島緒方監督 目指す野球は変わらない。投手を中心とした形で、しっかり守り勝つ野球。チーム一丸となって、まずは2年連続のリーグ優勝を勝ち取り、逃してしまった日本一を目指して戦っていきたい。選手全員に期待している。
阪神金本監督 緊張感はないけど、気が引き締まってきたという感じ。現時点で最高のメンバーがそろった。いい時も悪い時もあると思うけど、どんな状況においても全力を尽くす。チャレンジ精神を持って、どんどん向かっていきたい。
- シーズン開幕を前に広島護国神社で必勝祈願を行う選手たち(撮影・清水貴仁)
- 練習前の囲み取材を終えた金本知憲監督は、引き締まった表情でグラウンドを見渡す(撮影・宮崎幸一)
巨人マイコラスvs中日大野雄大 東京ドーム 午後6時
巨人高橋監督 開幕は特別な日かもしれないが、終わった時にいい1年だと思えるように。
中日森監督 あんまり実感はないけど、やるべきことはやった。シーズンに入っても今までと変わらない。選手、コーチを信頼しています。
- 練習後、報道陣に囲まれ開幕に向けての抱負を語る巨人高橋監督(撮影・横山健太)
- 練習へ向かう中日大野(撮影・横山健太)
ヤクルト石川雅規vsDeNA石田健大 神宮 午後6時
ヤクルト真中監督 いよいよ始まる。楽しみです。ドキドキしてきた。自分たちを信じて戦う。
DeNAラミレス監督 エキサイティングなシーズンになると思うし、開幕を楽しみにしている。(昨年は3位で)Aクラスのチームとして開幕を迎えられるのは幸せなこと。全ての試合で勝ちにいきたい。ベストを尽くす。
- バレンティン(左)に抱き締められる石川(撮影・中島郁夫)
- ウオームアップ中、祈るようなポーズのDeNA石田(奥)。手前は筒香(撮影・浅見桂子
パ・リーグ
日本ハム有原航平vs西武菊池雄星 札幌ドーム 午後6時30分
日本ハム栗山監督 どんなにいい投手でも開幕戦は緊張感があるだろうし、そこに隙が生まれる可能性を信じて(打線は)行くしかない。143分の1だけれど、どう生かすか。自分たちのやるべきことをしっかり捉えて前に進んでいく。
西武辻監督 わくわくしてきた。選手にはここにいるメンバー全てのチーム力で戦おうと話した。いいスタートを切れるように(菊池)雄星は気持ちのこもった投球をしてくれればいい。長いシーズン、一試合一試合としか考えていない。
- 開幕投手に指名され意気込みを話す有原(撮影・黒川智章)
- 札幌ドームのマウンドで投球する西武菊池(撮影・黒川智章)
ソフトバンク和田毅vsロッテ涌井秀章 ヤフオクドーム 午後6時30分
ソフトバンク工藤監督 落ち着いている。やることは全てやり尽くしたと思っている。今季は心を一つにして日本一を奪還しないといけない。一試合一試合戦っていく。前を向いて頑張っていこうと選手に話した。
ロッテ伊東監督 特に緊張感はない。リラックスしている感じ。当日になれば気持ちも変わるでしょう。
- 練習前に選手やスタッフを集め、円陣を組む工藤監督(中央)(撮影・梅根麻紀)
- 球場の通路でソフトバンクのデスパイネ(右)と言葉を交わすロッテ涌井(撮影・古川真弥)
オリックス金子千尋vs楽天美馬学 京セラドーム大阪 午後6時30分
オリックス福良監督 いや、もう楽しみです。仕上がりは現時点では100%。選手の意識もだいぶ変わって、1点の大事さが分かってきた。大事なのは開幕ダッシュですから。どんなことをしても勝ちたい。
楽天梨田監督 (岸のインフルエンザと安楽の負傷離脱で)苦しい試練が最初に来たけど、みんなが一つになれるいい機会。何とか優勝争いできるように力を結集したい。打ち勝つことも必要。守りじゃなく、攻める野球をしたい。
- 開幕一軍が決まり、笑顔で肩を組む楽天の新人トリオ。左から菅原、森原、高梨(撮影・野上伸悟)
- 開幕投手として意気込みを語る金子(撮影・上田博志)