球団最年長で開幕4番に座った広島新井貴浩内野手(40)が、バットで示した。

 4点を追う7回に左中間スタンドへ特大の1発。「ミスショットが多かった。ようやくとらえることが出来た」。開幕戦は3年連続の黒星となったが「負ければ143分の1。また明日。今年もスキをつき、最後まで絶対に諦めない」。緒方監督も「明日勝って、ファンの前で並んで終われるようにしたい」と気持ちを切り替えた。

 40歳2カ月の新井が自身初の開幕戦アーチ。40代の開幕戦本塁打は15年井口(ロッテ=40歳3カ月)以来9人目。40歳を過ぎてから初めて開幕戦アーチを記録したのは68年ロイ(近鉄=40歳3カ月)72年スペンサー(阪急=42歳8カ月)に次いで3人目となり、日本人選手では初めて。