育成契約から支配下登録された巨人篠原慎平投手(26)が17日、1軍に合流した。

 18日からの熊本、鹿児島でのヤクルトとの2連戦に向けてチームとともに現地入り。練習前に熊本市内のホテルで会見に臨み「やっとここまで来たという思いがある。ここがゴールじゃない。もっと1軍で必要とされる戦力になれるように」と意欲を見せた。

 同席した高橋監督は「キャンプやオープン戦で投げているのを見て、力があるのは感じていた。今、右の力のある投手が少ない。1番の特長はストレート。あとはどれだけ変化球を使っていけるか」と期待した。

 入団3年目で念願の支配下選手になった右腕は対戦したい打者を聞かれると、しばらく悩んだ。高橋監督から「無理に言わなくていいんだぞ」と助け舟も出されたが、熟考の末に「ヤクルトの山田哲人選手です」と名前を挙げた。ヤクルトとの連戦を間近に控えた指揮官からは「それが1番ありがたい」と右対右としてのトリプルスリー封じを期待された。