立大が大阪桐蔭勢の活躍で法大に連勝し、2勝1分けで勝ち点1とした。左腕の田中誠也投手(2年=大阪桐蔭)が1安打1四球でリーグ戦初完投、初完封、初勝利。打者27人でシャットアウトした。初回の先制打は笠松悠哉内野手(4年)2点目は峯本匠内野手(3年)と、いずれも同校OBが投打で勝利に導いた。

 田中が打者27人の0封劇を見せた。初回に四球、4回に左前打を許したがけん制と併殺で仕留め、二塁を踏ませず。14年夏の甲子園で、2年生ながら大阪桐蔭の全国制覇に貢献。最速140キロの直球と緩い変化球で凡打の山を築き、5回4失点だった1戦目の雪辱を果たした。完封も完投も入学後初。部のホームページの目標に「完投」と記していた左腕は「また考えます。土曜に情けない投球をして、開き直って腕を振ったのが良かった」と喜んだ。