日本ハム松本剛内野手(23)が1試合2発を放った。

 3回1死一、二塁の好機。難攻不落のソフトバンク先発千賀のスライダー133キロを、左翼席に突き刺した。プロ6年目、通算27試合目での待望の1発は、試合の流れを引き寄せる先制3ラン。鮮烈なプロ初アーチで、先制点をたたき出した。「(プロ初本塁打は)会心の当たりでしたけど(スタンドに)いくとは思いませんでしたね。うれしいです」と喜んだ。

 2点を追う8回には、再び左翼席へ2号ソロ。マウンド上の千賀に、両手を膝に置き、悔しがらせる一撃を見舞った。8連敗中のチームの起爆剤として、起用に応えた。